小1がつまずきやすい「時計・文章読解」の家庭対策|ニコっちママ家の実例つき
小学校1年生でつまずきやすいと言われるのが、「時計の読み」と「文章読解」。 どちらも、ただ問題を解くだけでは身につきにくく、生活の中で自然に“意味づけ”されることが大切だと感じています。
ここでは、ニコっちママ家で実際に取り入れている小さな工夫をまとめました。 どれも特別な準備は不要で、今日から取り入れられるものばかりです。
1.「時計に慣れる」ための家庭対策
● 生活の中で“時計を見る必然性”をつくる
時計の学習でつまずきやすい理由のひとつは、「読めても、使う場面がない」こと。 ニコっちママ家では、時計が自然と生活の一部になるよう、こんな声かけをよく使っています。
- 「7時になったら呼んでくれる?」
- 「30分たったら教えてくれる?」
子どもに“時間係”をお願いすることで、 「時計を見る→意味をもって行動につなげる」流れが自然に身につきます。
・遊び感覚でできる ・失敗しても怒られない ・親子の会話のきっかけになる
小1でも無理なく取り組める、やさしい時計感覚づくりです。
● 朝学習の中でも時計を活用する
ニコっちママ家では、朝のタブレット学習を続けてきたことで、時計を見る機会がぐんと増えました。
- 「6:15になったら始めよう」
- 「6:30までにここまで終わったらOK」
このように“時間を区切る声かけ”が習慣になると、自然に時計を意識するようになります。
● 付録「目覚ましコラショ」を生活に取り入れる
進研ゼミの付録「目覚ましコラショ」は、時計学習にも生活リズムにも役立ちました。
自分でセットして、自分で起きる。 そして、何時に起きて、何時に朝学習をして、何時に着替えるか…。 「時計で生活を組み立てる」経験が、小1にはとても効果的でした。
2.「文章読解を得意にする」ための家庭対策
● いきなり解かせない。“入る前のひと言”が大事
文章読解でつまずく原因は、「読めていない」というより、 「読む目的がないまま文章に入ってしまう」ことにあります。
そこで、ニコっちママ家では問題に入る前にほんの短い会話をしています。
- 「どんな話だと思う?」
- 「この子、どんな気持ちかな?」
- 「ここまで読んで、大事なのはどこだと思う?」
答えを教える必要はありません。 ただ“読む視点を一言そえる”だけで、文章への入りやすさが大きく変わります。
● 読み聞かせ経験が読解の土台になっていた
ニコっちママ家では、赤ちゃんのころから読み聞かせをたくさんしてきました。
「誰が出てくる?」 「次どうなると思う?」
こんなやり取りを自然としてきたことが、 小1の文章問題でも“登場人物の気持ちや状況を想像する力”につながっていると感じています。
タブレット学習(スマイルゼミ)では読み物形式の教材も多く、 読み聞かせ経験とデジタル教材の読みやすさがうまくつながっていました。
3.タブレット学習とのバランスについて
タブレット教材は、自動採点やアニメーションのおかげで、子どもが一人で進めやすいのが大きなメリットです。
だからこそ、文章読解のときの「ひと言サポート」は、 あくまで“入る前の小さな背中押し”くらいにしています。
つきっきりにならず、負担を増やさず、 タブレット学習の良さを活かしながら補っていくイメージです。
まとめ
時計も文章読解も、家庭でできることは意外とシンプル。 でも、毎日の生活の中でちょっとした声かけや仕掛けを入れるだけで、子どもの“できる”が増えていきます。
ニコっちママ家でも、まだまだ試行錯誤の途中ですが、 「生活の中で自然に身につく工夫」をこれからも続けていきたいと思っています。
コメント