小1「やる気が出ない日」の乗り越え方|ニコっちママ家の声かけと休ませ方

家庭学習の工夫

小1「やる気が出ない日」の乗り越え方|ニコっちママ家の声かけと休ませ方

小学校1年生の家庭学習を続けていると、どうしても「今日はやる気が出ない…」という日が出てきます。
ニコっちママ家でも、毎日スムーズに学習できているわけではなく、むしろ「乗らない日」との付き合い方を試行錯誤してきました。

この記事では、にこが「やる気が出ない日」にどんな様子だったか、そしてそのときニコっちママがどう声をかけてきたか・どんなふうに休ませてきたかをまとめます。
家庭学習をがんばりたいけれど、ついガミガミ言ってしまいそう…というときのヒントになればうれしいです。


「やる気が出ない日」は悪い日と決めつけない

まず意識したのは、「やる気が出ない=ダメな日」と決めつけないことでした。

小1のうちは、

  • 学校生活に慣れるだけでもエネルギーを使う
  • 友だちとの関わりで、見えないストレスが溜まっている
  • 成長の波で、集中しにくい時期がある

…と、子ども自身の中でいろんなことが起きています。
ここに「毎日きっちり勉強もしようね!」と親の気合だけが乗りすぎると、親子でぐったりしてしまうことも。

にこが明らかに疲れていそうな日は、
「今日はがんばる日?それとも休む日?」
と聞いてみて、本人の気持ちをいったん受け止めるところから始めるようにしました。


パターン別「やる気が出ないサイン」と声かけ例

① ただ疲れているだけの日

「ただ今日は疲れているだけ」という日も、意外と多いです。
帰ってきてからの様子が、

  • 目がとろんとしている
  • ぼーっとしていて、いつもより口数が少ない
  • 宿題に取りかかる前から、すでにあくび連発

こんなときは、がんばりを絞り出させるより、回復を優先することにしました。

声かけの一例は、

  • 「今日はがんばりメーター、どれくらい残ってる?」
  • 「1〜10で言うと、力は今どのくらい?」

など、“数値化して一緒に確認する”イメージです。
にこが「3…くらいかな」と言った日は、

  • 宿題だけ+チャレンジ(紙)などワークは1ページだけ
  • もしくは「今日は宿題がんばったから、家庭学習はお休み」

というふうに、その日の「最低限ライン」まで思い切って下げることもありました。


② 心がざわざわしている日(友だち・学校のこと)

見た目は元気そうなのに、妙にそわそわしている日もあります。
そんなときは、

  • 学習の話をする前に、おやつを食べながら雑談をする
  • 「今日は楽しかったことなにかあった?」から話を始める

など、いきなり「勉強モード」にしないことを意識しました。

お友だちとのトラブルや、ちょっとした行き違いがあった日は、
「なんかあった?」と詰めるのではなく、

  • 「今日はおやつパーティにしよっか」
  • 「あとでソファでぎゅーっとしてお昼の話きかせて」

など、話しやすい雰囲気に寄せていくイメージです。
涙が出てくるくらい辛かった日は、ぎゅーっと抱きしめるだけで終了の日もありました。

そんな日は、勉強は完全にお休み
「今日はこころを休ませる日だね」と、あえて言葉にしてあげることで、にこの表情もほっとしていたように思います。


③ ちょっと飽きてきた・難しく感じている日

同じ教材を続けていると、「なんとなく飽きてきた」「急に難しく感じる」タイミングも出てきます。

正直な本音として、親の側も

  • 「もしかして怠けたいだけかな…?」
  • 「せっかくいいペースだったのに、もったいないな」

とモヤモヤすることもあります。
でも、そこで「なんでやらないの!」とぶつけてしまうと、にこの「やる気タンク」が一気に減ってしまうのも事実でした。

ニコっちママ家では、そんなときは

  • 「どのあたりがやりにくい?」
  • 「今日はここだけにしようか」
  • 「このページ、ママと交代でやってみる?」

と、量を減らしたり、一緒に取り組んだりしながら、
「全部できなくてもOK。少しだけ前に進めたら花まる」に考え方を切り替えました。

タブレット学習のときは、

  • 「今日は1講座だけでOK」
  • 「好きな教科からでいいよ」

と、本人に選んでもらうことで、コントロール感を渡すようにしています。


体調が悪い・心がしんどい日は「完全オフDAY」にする

ニコっちママ家には、「迷わずお休みにする日」の基準もあります。

  • 熱や頭痛、明らかな体調不良がある日
  • 涙が止まらないほどの出来事があった日
  • 親から見て「今日はとにかく休ませたい」と感じた日

こういうときは、家庭学習はきっぱり休みにします。
「体と心を休めることも大事なおしごとだよ」と伝えて、罪悪感なしで休めるように声かけをしています。

あとから振り返ると、こうした「完全オフDAY」があることで、

  • 次の日に自分から「今日はやろうかな」と言いやすい
  • 親子ともに、家庭学習を長く続けやすくなる

と感じています。


どうしても進まない日が続いたときの考え方

それでも、やる気が出ない日が何日か続くこともあります。
そんなとき、ニコっちママ家で意識しているのは、次のような考え方です。

  • 成長には波がある(ずっと右肩上がりではなくてOK)
  • 一度できていた時期があるなら、いずれまた戻ってくる
  • 親が焦れば焦るほど、その空気は子どもに伝わってしまう
  • 長い目で見ると、お休みの時期も成長のプロセスの一部

もちろん、親としては、

  • 「このままズルズルいかないかな…」
  • 「本当にこれで大丈夫なのかな」

と不安になることもあります。
そんなときは、にこががんばれていた時期のことを思い出すようにしています。

「前も一回ペースが落ちたときがあったけど、また戻ってきたよね」
と自分に言い聞かせて、今の状態を“永遠の姿”だと思い込まないことを意識しています。


「何もしない日」をつくっても、習慣は壊れない

最後に、ニコっちママ家で大切にしているのは、「今日は何もしない」と決める日があってもいいという考え方です。

むしろ、

  • 疲れた日は思い切り休む
  • 元気な日はしっかり取り組む

というメリハリがあるほうが、長い目で見て習慣が続きやすいと感じています。

にこ自身も、

  • 「今日は休んだから、明日はがんばろうかな」
  • 「昨日たくさんやったから、今日は軽めにしよっか」

と、自分でバランスを取る感覚が少しずつ育ってきました。


まとめ|「やる気が出ない日」こそ、親子でゆるく整えるチャンス

小1の「やる気が出ない日」は、決して特別なことではなく、どの家庭にもふつうにある揺れだと思います。

ニコっちママ家では、

  • 疲れている日は、がんばりラインを思い切って下げる
  • 心がしんどい日は、勉強を完全オフにして話を聞く・抱きしめる
  • 飽きてきたときは、量を減らしたり、一緒に取り組んだりして負担を軽くする
  • 「進まない時期」も成長の波の一部と考えて、親が過度に焦らないようにする

というスタンスで、完璧さより「細く長く続けること」を大事にしてきました。

「今日はやる気ないみたいだな」と感じたときこそ、
親子のペースや気持ちを見直すチャンスかもしれません。
一緒に深呼吸をして、できる範囲の小さな一歩を決めていけたら十分だと思っています。

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